御題:15




絶滅




小さな瞳の中に映るのは
大きな夢と明日への希望
やりたいことだらけの小さな頃
毎日が楽しくて仕方がなかった。
小さなことが嬉しくて仕方がなかった。
みんなみんな、大好きだった。

偉いねって褒めてくれる先生、
いつもご飯を作ってくれるお母さん、
休みの日にはいつだって遊んでくれるお父さん、
優しいおじいちゃんにおばあちゃん、
そして、大好きな大切な友達
いつも一緒に笑って泣いて、一緒に眠った。
親切な近所のお兄ちゃんやお姉ちゃんも
みんなみんな、大好きだった。

数え上げたらキリがないけれど、
みんな大事な宝物。


でもごめんね、
先にいきます。
みんなより先に上から見ています。
いつもみんなが見てくれていたように、
いつもみんなを見ています


ありがとう、大好きだったよ。